太陽光発電の設計をもっと速く、もっと効率的に——自動設計ツール「LONGi PV Master」
分散型太陽光発電プロジェクトでは、屋根形状の確認やモジュール配置、電気設計、発電量シミュレーション、投資収益の分析など、さまざまな作業が必要です。
特に工場や倉庫などの屋根では、設置可能な範囲や障害物、影の影響などを確認しながら設計を進める必要があり、現地調査や図面作成に多くの時間がかかることもあります。
こうした太陽光発電所の設計業務を、より速く、より効率的に進めるためのツールが「LONGi PV Master」です。
PV Masterとは
PV Masterは、分散型太陽光発電所のレイアウト設計から発電量シミュレーション、経済性分析、提案書作成までを一つのプラットフォームで行える自動設計ツールです。
衛星画像、ドローンで撮影した写真、3Dモデル、CAD図面など、さまざまなデータを活用して設計を行うことができ、モジュール配置や電気設計を短時間で作成できます。
PV Masterは、短時間での自動設計と専門的な提案を可能にする、EPC・工務店向けのワンストップ設計ツールです。現地調査や設計にかかる負担を軽減し、太陽光発電プロジェクトの提案業務をサポートします。
短時間で太陽光発電所を設計
PV Masterでは、衛星画像やCAD図面などの基本データをもとに、分散型太陽光発電所の設計を短時間で行うことができます。
2D設計では、太陽光発電所のレイアウトとプロジェクト提案書を10分以内で作成できます。また、ドローンで撮影した約300枚の写真を使用する場合でも、3Dモデリングを含む設計を1時間以内で行うことが可能です。
従来は数日かかることもあった設計や修正作業を短時間で行えるため、顧客からの要望変更や複数案の比較にもスムーズに対応できます。
PV Masterの主な機能
1.システム設計
衛星画像、ドローン写真、3Dモデル、CAD図面、画像データなどをアップロードし、屋根上へのモジュール配置を作成できます。
モジュールは自動で配置され、影の影響を避けながら設置可能なエリアを検討できます。自動配置後に、モジュールの位置や配置方法を手動で調整することも可能です。
3D設計ではAIアルゴリズムを活用し、屋根や障害物の輪郭を抽出して、モジュールを配置できる範囲を自動作成します。完成した配置図はCAD形式で出力できます。
2.電気設計
PV Masterには、主要メーカーの1,000機種以上のパワーコンディショナー情報が登録されています。
プロジェクトの条件に合わせた機器選定に加え、ストリング構成や配線を自動でシミュレーションし、必要なケーブル長も計算できます。レイアウト設計から電気設計まで、一つのツール上で進められることが特長です。
3.発電量シミュレーション
設置場所、モジュールの配置、方位、傾斜角などの条件をもとに、太陽光発電システムの想定発電量を算出します。
システム損失の内訳を確認できるほか、時間単位の発電量データも出力できます。発電量の計算には、PVsystをベンチマークとした専門的なアルゴリズムが採用されています。
4.電力消費・蓄電池の分析
建物の電力負荷データをアップロードすることで、太陽光発電量と電力使用量を組み合わせたシミュレーションを行えます。
発電した電力を建物内でどの程度消費できるのか、余剰電力がどの程度発生するのかを可視化できるため、自家消費型太陽光発電や蓄電池を組み合わせた提案にも活用できます。
5.経済性・投資収益の分析
発電量だけでなく、プロジェクトの投資収益や経済性も分析できます。
各種財務データはグラフで分かりやすく表示され、異なる設備容量や設計条件による複数のプランを比較できます。
導入によってどの程度の効果が見込めるのかを具体的な数値で示せるため、顧客の投資判断をサポートする提案が可能になります。
6.提案書・BOSリスト・CADデータの出力
設計完了後は、モジュール配置、発電量、投資収益などをまとめたプロジェクト提案書を作成できます。
さらに、BOSリストやCAD図面の出力にも対応しています。複数プランの比較資料も作成できるため、顧客への提案や社内検討、プロジェクトの初期判断に活用できます。
現地調査と設計の負担を軽減
太陽光発電所の設計では、現地調査、屋根寸法の確認、モジュール配置、CAD図面の作成、発電量計算、収益試算などを、それぞれ異なるツールで行うケースも少なくありません。
PV Masterでは、これらの作業を一つのプラットフォーム上で行えるため、設計業務の効率化につながります。
特にプロジェクトの初期検討段階では、現地調査を行う前に設置可能容量や概算発電量、経済性を確認できるため、案件の選定や複数物件の比較にも活用できます。
より速く、分かりやすい顧客提案へ
太陽光発電の提案では、発電量や投資回収期間だけでなく、「屋根のどこに、どのようにモジュールを設置するのか」を分かりやすく示すことが重要です。
PV Masterでは、モジュール配置、発電量、電力消費、投資収益などを視覚的に表示できます。専門的な情報を分かりやすく伝えられるため、顧客とのコミュニケーションや提案内容の比較がしやすくなります。
また、設計条件や顧客の要望が変更された場合にも、レイアウトやシステム条件を短時間で修正でき、商談や入札への迅速な対応をサポートします。
まとめ
PV Masterは、単にモジュールの配置図を作成するだけのツールではありません。
システム設計、電気設計、発電量シミュレーション、電力消費・蓄電池分析、経済性分析、提案書作成までを一つのプラットフォームで行うことで、設計業務の効率化と提案品質の向上をサポートします。
太陽光発電所の設計を、より速く、より正確に、そしてより分かりやすく。PV Masterは、分散型太陽光発電プロジェクトの設計と提案を支えるワンストップツールです。
PV Masterを使用するには
PV Masterのご利用には、専用アカウントの開通が必要です。
ご利用を希望されるお客様は、LONGiまでお問い合わせください。
PV Master:
https://pvmaster.longi.com/



