【動画】欧州最大規模のBC太陽光発電所がハンガリーに誕生へ ——LONGi「Hi-MO 9」が支える450MWの大型プロジェクト
ハンガリー北東部のヘヴェシュ県シハロム郊外で、同国最大規模となる太陽光発電・蓄電一体型プロジェクトの建設が進められています。
本プロジェクトの太陽光発電設備容量は450MW、併設される蓄電システムの容量は1GWhに達し、2026年後半の完成が予定されています。また、太陽光発電所には、LONGiのHPBC 2.0技術を搭載した高効率モジュール「Hi-MO 9」が全面的に採用されています。
年間約10万6,000世帯分のクリーン電力を供給
完成後の年間発電量は、約4億7,000万kWhに達する見込みです。これは約10万6,000世帯の年間電力消費量に相当します。
さらに、年間約41万5,000トンの温室効果ガス排出削減が見込まれており、10万台を超えるガソリン車の排出量を削減するのと同等の効果が期待されています。
本プロジェクトは、ハンガリーのエネルギー転換と脱炭素化に貢献するだけでなく、地域社会にも新たな価値をもたらします。
プロジェクトの稼働後、シハロムでは年間約1億9,000万ハンガリーフォリントの地方税収が見込まれています。これにより、地域インフラの整備や、補助金だけでは実現が難しかったさまざまな地域開発を進められるようになると期待されています。

なぜLONGiのBC技術が選ばれたのか
本プロジェクトは、欧州の太陽光発電・蓄電プロジェクトを手掛けるSolarproが開発・建設を担当し、Renalfa IPP GmbHが主要投資会社として参画しています。
プロジェクトの設備選定では、長期間にわたって安定した発電を実現するため、品質、変換効率、信頼性が重視されました。
プロジェクトが建設されるヘヴェシュ県は、冬の寒さと夏の暑さによる年間の気温差が大きく、砂じんの影響も受ける地域です。そのため、さまざまな環境下でも高い発電性能を維持できるモジュールが求められました。
Hi-MO 9は、高温や高湿度などの厳しい環境に対応するとともに、優れた耐遮蔽性能と長期信頼性を備えており、発電所のライフサイクル全体にわたる安定運用に貢献します。

欧州最大規模のBC太陽光発電所へ
Hi-MO 9に採用されているHPBC 2.0は、電極やバスバーなどの導電部分をセルの背面に配置するバックコンタクト技術です。
セル表面から電極をなくすことで、太陽光を受ける面積を最大限に確保し、より高い光電変換効率を実現します。
プロジェクト関係者は、LONGiのBCモジュールについて、一般的な競合製品と比較して変換効率を相対的に5~6%向上できる点を高く評価しています。これほど大規模なBC技術採用プロジェクトは欧州でも前例がなく、本発電所は欧州最大規模のBC太陽光発電所となる予定です。
SolarproのKrasen Mateev CEOは、本プロジェクトについて、欧州における高効率クリーンエネルギーの普及を推進する重要なマイルストーンであり、LONGiの先進的なBC技術によって、発電性能と長期信頼性を最大化していくと述べています。

世界各地の実証データが示す発電性能
Hi-MO 9の性能は、世界各地で実施されている屋外実証試験でも確認されています。
温帯の大陸性気候、熱帯の乾燥地域、高湿度の沿岸地域など、異なる気候条件で行われた複数の実証試験において、Hi-MO 9は現在主流となっているTOPConモジュールと比較し、1W当たりの発電量を安定して向上させています。
複数の国際的な技術サービス機関による報告では、その発電量の向上幅は1.21~3.92%に達しています。
こうした発電量の向上は、大規模太陽光発電所における総発電量の増加だけでなく、均等化発電原価(LCOE)の低減や、プロジェクトの長期収益性向上にもつながります。

ハンガリーからゼロカーボンの未来へ
中国の研究開発拠点から、ハンガリーの大規模太陽光発電所、そして世界160以上の国と地域へ——LONGiのBC技術は、技術革新の段階から、大規模な社会実装と価値創出の段階へと進んでいます。
LONGiのHi-MO 9は、より高い発電性能と信頼性によって、ハンガリーのエネルギー構造転換を支えるとともに、欧州の大型太陽光発電プロジェクトに新たな技術基準を提示します。
シハロムに設置される一枚一枚のHi-MO 9モジュールが生み出すのは、クリーンな電力だけではありません。
それは、地域社会の発展、欧州の脱炭素化、そして世界のゼロカーボン実現に向けた、新たな可能性です。


