【ESG】太陽光発電を未来へつなぐ、LONGiの回収・リサイクルへの取り組み
太陽光発電の普及が世界的に進むなか、今後ますます重要になるのが、使用済み太陽光モジュールの適正処理とリサイクルです。
LONGiは、製品の設計・製造・包装・輸送・回収までを一つのサイクルとして捉え、製品ライフサイクル全体を通じた環境負荷の低減と、資源の有効活用を推進しています。
製品ライフサイクル全体で循環型経済を推進
LONGiでは、循環型経済の考え方を製品設計の段階から取り入れています。
部材の耐久性や品質を高め、モジュールを長期間使用できるようにするとともに、材料使用量の削減や、再生可能な材料の活用を進めています。また、製造工程ではデジタル技術やAIを活用し、エネルギー・資源効率の向上、廃棄物の削減、再資源化にも取り組んでいます。
包装についても、回収可能・再生可能な材料の採用や包装材の軽量化を進め、使い捨て資材の削減を図っています。輸送面では、鉄道や水運などを組み合わせたモーダルシフトを推進し、物流に伴う温室効果ガス排出量の削減を目指しています。
このように、製品を販売して終わりとするのではなく、設計から回収までをつなぐ資源循環の仕組みづくりを進めています。
欧州を中心に回収・リサイクル体制を構築
使用済みモジュールの回収については、欧州のWEEE指令をはじめとする各国・地域の法規制に基づき、適正な回収・処理を実施しています。
LONGiは、欧州主要国の太陽光モジュール回収システムに参加するとともに、PV CYCLEなどの回収・リサイクル機関と連携しています。スペインでは、使用済み太陽光モジュールの回収機関との協力も進めています。
さらに、バリューチェーンのパートナーと連携した回収活動や、業界団体によるモジュール回収ワーキンググループへの参画を通じ、業界全体の回収インフラ整備にも取り組んでいます。
LONGiの試算では、太陽光モジュールを構成する材料のうち、再回収・再利用可能な割合は最大約94%に達します。ガラス、アルミフレーム、シリコン、金属材料などを適切に分離・再資源化することで、廃棄物の削減と資源の循環利用につなげることができます。
また、モジュールの解体・分離技術についても研究を進めており、より高い回収率と再生材料の品質向上を目指しています。
日本市場に根ざしたLONGi Japanの取り組み
日本では、今後、FIT制度の終了や設備の更新に伴い、使用済み太陽光モジュールの増加が見込まれています。そのため、適正処理やリサイクル体制の整備は、太陽光発電を持続可能なエネルギーとして普及させるうえで欠かせない課題です。
LONGi Japanは、日本の市場環境や法制度、品質基準を踏まえ、一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)の活動に参加しています。特に、適正処理・リサイクルに関する部会をはじめ、事業用太陽光発電や住宅用太陽光発電に関する部会へ参画し、業界関係者との情報共有や課題解決に取り組んでいます。
こうした業界活動を通じて、使用済みモジュールの適正処理、回収方法、リサイクル技術、制度整備などに関する議論に参加し、日本国内における持続可能な太陽光発電市場の形成に貢献していきます。
長期使用と適正な回収を両立するために
太陽光モジュールの環境負荷を低減するためには、リサイクルだけでなく、製品をできるだけ長期間、安全かつ安定的に使用することも重要です。
LONGiは、高耐久・高信頼性の製品開発を進めるとともに、製品保証期間の長期化や、軽量化、防眩対応など、日本市場の多様なニーズに合わせた製品開発にも取り組んでいます。
製品寿命を延ばし、使用後は適切に回収・再資源化する。LONGiは、この一連の流れを通じて、太陽光発電のさらなる普及と循環型社会の実現を目指していきます。


