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LONGi、ヨーロッパのエネルギー大手Cero Generationと提携し、イギリス初のBC地上型発電所プロジェクトを始動

世界的な太陽光発電のイノベーションリーダーであるロンジ(LONGi)は、ヨーロッパ再生可能エネルギー大手のCero Generationと提携し、イギリス初のBC技術を採用した地上型太陽光発電所の建設に着手します。
ロンジは本プロジェクトの独占モジュールサプライヤーとして、Cero Generationの旗艦案件「Bramley発電所」に対し、59MW規模のHPBC 2.0技術を搭載したHi-MO 9モジュールを供給します。

本プロジェクトは「太陽光+蓄電池」を同一敷地内に設置するハイブリッド型で、2025年秋の着工を予定。BC技術を採用したイギリス初の地上発電所となり、完成後は大規模発電所における商業的価値の新たなベンチマークとなることが期待されています。


Bramley発電所 ― Cero Generationのイギリス戦略を牽引する先駆け

Bramley発電所は、Cero Generationがイギリスで展開する360MW規模の「太陽光+蓄電池」開発計画の先陣を切るプロジェクトです。
複数回の価値検証と収益分析を経て、ロンジのBC第2世代「Hi-MO 9モジュール」が優れた技術力と品質で選定されました。

Cero Generation CEOのMarta Martinez Queimadelos氏は次のように述べています。
「ロンジのHPBC 2.0技術と製品ソリューションは際立った強みを持っています。高効率かつ高品質な発電性能は、Bramley発電所のライフサイクル全体でより大きな価値を生み出します。BC技術は次世代の先進的太陽光技術として最大の環境効果をもたらすだけでなく、EUタクソノミー(持続可能金融分類)への我々のコミットメントにも合致しています。」


雇用創出と地域社会への還元

今回のプロジェクト建設により、80名以上の地元雇用が新たに創出される見込みです。さらに、Cero Generationは5万ポンド規模の地域基金を設立し、公益活動の支援を通じて地域経済と環境の持続可能性を推進します。


イギリス再エネ市場における新たなマイルストーン

Bramleyプロジェクトは、BC技術をイギリス大規模地上発電所の新たな「羅針盤」とするものであり、その商業的・技術的意義は極めて大きいものです。スケールメリットを伴うBC技術の導入は、発電コストと経済性をさらに高め、ゼロカーボン移行を進めるヨーロッパにおいて欠かせない強力なエネルギー基盤となるでしょう。